みなさん、こんにちは!
一気に暑くなりましたね。
今回は、中町早苗さんからの元気が出る記事です。
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この春、20年以上勤めた会社を「会社都合」で辞めました。日本経済がまだ右肩上がりで元気だった頃、イギリス語学留学、外資系重役秘書養成講座を修了し、憧れのドイツ人役員付の秘書の仕事に就きました。この会社に就職が決まった時の喜びは、私の人生の嬉しい出来事ベスト3の1つです。残り2つは、主人との結婚が決まった時(笑)、尊敬する上司のアシスタントに正式に決まった時です。自分がずっと手に入れたいと思っていたものが手に入る、それは本当に「天にも上る」嬉しいことでした。
そして、光陰矢のごとし。2010年春、私はCPSを受験することを決め、絶対一発で合格したいと強く願いました。そのきっかけは、サラリーマンにとっては珍しくもなんともない不本意な人事異動です。会社で長く経験を積み、いくつかの困難を乗り越えつつ、それなりに成果を上げてきたと自負していた私にとって、新しい職場での自分の役割は、精神的にかなりチャレンジングなものでした。CPSに合格すれば、自分の20年近くの経験が正しかったことを立証し、不安定になってしまった自分自身に自信がつく、単純にそう思いました。
CPSを受験するときは、申込書に上司のサインをいただいて提出します。私は、自分が最後に秘書として付いた、既に他社に移られていた元上司にサインをいただき、「合格」をヴィジュアライズしながら必死に勉強しました。受験を決めてから約2か月半、途中ちょっと神がかりつつも、最終的にその夢は実現してくれました。実は、目の前の仕事や自分が置かれた役割に真っ向から向き合わず、勉強に逃げた自分を最初はちょっと責めていました。でも、合格体験を通じ、目の前のネガティブに見える出来事に対しては、恐怖心を抱きつつも正面から立ち向かい、偶然の「必然」で出会った周りの人たちの優しさに助けられながら、自分の人生の舵取りができるようになった気がします。そして、大好きだった自慢の会社を「卒業」しました。
何年か前、ちょっとしたブームになった本、「チーズはどこへ消えた?」を皆さんは読んだことがありますか?本の内容に関しては、賛否両論があると思いますが、自分が大事に思っていて、そして自分はそれを持つに値する人物だと信じていたものがある日突然なくなってしまう。そんな時、人はどう行動するか?実際にそうなる前にちゃんと変化を感じ取り行動できるか?そういったことを考えさせてくれる内容です。(この本の英語のオーディオブックは、英語の勉強としても、自己啓発としてもとてもお勧めなので、よかったら是非!)
東北関東大震災の影響もあり、現在社会はかなりの不況ですが、私は派遣社員の雇用形態でまた仕事を再開しました。一つの会社にかなり長くいた後、この年代でのこの再スタートは、正直戸惑うことも多々あります。でも、CPS受験を通じて出会った素晴らしい同胞たち、人生がうまくいっていると感じさせてくれるデ・ジャブな体験。私は、今、元気に人生の次のチャプターを楽しんでいます。
もし、皆さんの中で、何か迷っていること、怯んでしまっていることがあって、まだ、CPS・CAPを勉強されていない方がおられたら、是非とも勉強をスタートされることをお勧めします。不安や不満は、学んでいるうちにラーナーズハイになることによって、確実に昇華されていきます。積極的に学ぶ気持ちとそれに伴う行動は、絶対、人を若くさせると思います。どんな美容液より効き目があると思います。そしてその結果が「合格」であればまたなおさらのこと!です。
今年もまた、この試験の新たな合格者たちが生まれる時期となりました。各人各様のライフステージの中、それぞれの人生の物語を紡ぎながら、合格の喜びを噛みしめておられる方々のことを思い浮かべています。今回、私の大事な友人が「合格」を手にしました。彼女は、私の「不本意な人事異動」の職場の同僚でした。彼女からの合格の連絡を受けた時、いろいろな出来事が走馬灯のように蘇り、自分の時以上に嬉しく、そしてその喜びを分かち合いました。
「人と人との繋がり」、不安定な今のような時代には、これこそが掛け替えのない大事なものだと多くの人が気づいていると思います。そんな中、JOPAが、同じ目的で頑張ってきた(頑張っている)仲間たちの交流の場の一つとなっていったら嬉しいと思っています。そして、文中には書かなかった私の「奇跡の合格」、応援してくれた心優しい人たちのストーリーを、いつかじかに皆さんに伝えられる機会があることを祈っています。(^^)/
SN
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