2011年4月30日土曜日

ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしょうか?
今回は、昨年CPSとCAPの両方に合格した鈴木愛海さんより
試験対策のヒントをいただきました。
5月の試験に向けて頑張っている方は、是非参考にしてください。

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CPSとCAP受験予定の皆様、
そろそろラストスパートといった頃でしょうか。
仕事、家庭に追われる中で勉強の時間を見出すのは、とても大変なことだと思います。
私自身も出張や締切に追われて腰を据えての勉強はほとんどできませんでした。

ただ、その状況下でも合格できたのは、CPSやCAPで学ぶ内容を日々の生活(仕事も含む)と結び付けて分析する癖をつけたことが大きかったと思います。僭越ながら、私の勉強法を以下に紹介させて頂きます。

 職場で与えられた仕事一つ一つを客観的に分析してみましょう

1. 会議の設営を任されたとします。会議の目的や参加者のタイトルによって設営もずいぶん変わってきます。両CPS,CAPともにミーティングの種類が細かに紹介されています。それのどれにあてはまるのか?と自問自答してみてはいかがでしょうか。

2. 公式文書の作成や校正を依頼されたとします。テキストでは、Complimentaryセンテンスや文章の適切な構成(ポジティブな文書の場合、ネガティブな文書の場合など)についても深く堀り下げられています。今、任されている文書は、どのレイアウト、どの文章構成が一番適切なのか、別文書をリファレンスとしている場合には、その出所がしっかりと記載されているかなど、分析してみましょう。

3. 家庭の場合では、特にいろいろと判断・決断を強いられることがあります。その影響力は、職場とまた違うと思いますが、実は家庭もとてもいい学習の場となります。たとえば、人間24時間しか無い中でしなくてはならないことはたくさんあります(洗濯、掃除、料理、その他家のメンテナンスなど)。その場合、優先順位をつけて対応してくことになります。その順位をつけるには、一つ一つのタスクに根本的に期待される"正確性=Accuracy"と"速さ=Speed"を一瞬で分析する必要があります。(こちらは、職場でも置き換えられるケースが多々あります。)このように自分の目の前にあるタスクに対して、これは正確性と速さとどちらが求められているのかと自問自答するといいかもしれません。

この勉強法だとテキストの文字を読んでただただ理解しようとするよりも行動を以て、理解できる上に楽しくできるのではないでしょうか。

もし、時間に余裕ができた場合には、テキストに出ている各チャプター毎の問題、バベルのサイト上で掲載されている練習問題、クラスで配布された問題・資料を繰り返し解き、間違えた場所は、テキストで確認の上、最後まで理解するとどんな問題がきても不安に陥ることはないと思います。時間が限られている場合には、配布問題、バベルサイト掲載練習問題、テキスト問題の順で抑えていくことをおすすめします。

CPS,CAPのテストは、単語や理論の暗記よりも全体像の把握から一つ一つを理解していくことが重要のように思えます。試験自体もケーススタディーがメインとなります。だからこそ日々の生活に置き換えることが私に合格をもたらしてくれたのではないかと思っています。

この資格は、どんな職務をになっていても(職場のみならず、家庭でも)学べば、必ず役に立ちます。私の場合は、仕事をよりスムーズにすすめられるようになりました。合格へ向けて自信をもって、楽しく頑張ってまいりましょう!!
皆様の合格を心より祈念致しております。

AS

2011年4月3日日曜日

タイトル:3.11 東日本大地震

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3月11日に発生した東日本大地震により、亡くなられた方々のご冥福を
お祈り申し上げます。
被災地の皆様、ご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、
被災地の一日も早い復興を切に祈っております。
また、災害の復旧に従事される方々に心よりの敬意を表し、感謝申し上げます。

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この記事は先週末に書いたものがベースになっていますので、
情報が古くなっている場合があります。ご了承ください。

こんにちは。JOPAの鈴木です。
地震から20日がすぎましたが、生活は一変し日々状況は変化しています。
特に日本の東側にお住まいの皆様におかれましては
落ち着かない日々をお過ごしの方も多いかと思います。
私自身も都内に住むそんな一人です。
かつて経験のないような事態・状況でどのような行動をとればよいのか、
何を信じればよいのか私自身まだ揺らいでいる部分もあります。
原発については、週末からはまた状況が変化しています。
これは私の個人的な判断ですが、自分なりに調べ、
某国立大学の原子力研究所副所長の話も直接聞き、
TVの情報も見た上でしばらく静観しようと決めました。

しかしながら一連の政府や政府の情報への不信感というものは
今までの経緯から当然だと思います。
一方で海外メディアの情報は本当に正しいのでしょうか。

・日本の真の色が光るように 外国メディアも混乱しまくった大惨事のその先で
(gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110322-01.html?pageIndex=1

このリンクは震災発生から最初の10日間くらいの欧米の報道についてのまとめが入っています。
これを読むとつい欧米のニュースソースは正しいと思ってしまう自分に気付きます。

今回のことを考える上でこのサイトも参考にし、なるほどと思ったフレーズが下記です。
安全と安心は違います。安全は技術的に解決できますが、安心はそれに心の問題が加わります。どうしても安心できないときは、自分の心のままに従って、自分を大事にしてください。
その通りだと思います。
・藤林徹(元東芝原子炉設計部長)
https://sites.google.com/site/reportfujibayashi/

そして下記の記事を読んで冷静にならなくては、と思いました。
・地震災害復興にあたって~自分ができることをできる限りしよう、
 正確な情報を集めよう、他者の非難を止めよう
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/03/post-c680.html

・緊急時にインターネット情報を判断するためのポイント5つ
 ~情報の真偽を短い時間で、限られた情報源で判断することの難しさについて
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/03/post-94ee.html

私は全くカツマーではありませんが、レジリエンスの記事と合わせて参考になりました。
・レジリエンス(resilience):困難な状況にもかかわらず、うまく適応できる力
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2011/03/3d-c4aa.html
欧米のメディアでも今回の日本人についてこの単語がかなり使われていたように思います。


皆さんもネット上、リアルの情報を通して日々判断をしていると思いますが、
原発については私も含め知識の少ない人も多く、不安になってしまいます。
下記のリンクは3/26以前のものなので、その後状況が変わっている可能性がありますが、
前提が変わっていなければ原則は同じだと思われます。
・東北大学川島隆太教授のウェブサイト
http://www.fbi.idac.tohoku.ac.jp/fbi/

・東北大学川島隆太教授の新聞記事
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110321t73060.htm

日々汚染の状況や原発の状態の変化を確認し自分で判断して行動する必要があると思います。
現段階では状況に応じてマスクの着用や水に気をつけるなど、
自分の周りの状況の変化を都度状況確認し行動することです。
しかし原発の事故の深刻さは当然ながら、私たちの原発に対する絶対的な無知というものがあり、
正直科学者たちの言葉や表現が理解しづらいという部分が判断する上で不安に感じる最大の要因ではないかと思います。
科学者は絶対という表現をさける(上記記事より)とのことで、断言してくれないことは不安ですが、
今現在日本人の原発研究者がまだ多数東京にいてTV出演している状況です。
決してそのことが安全の担保ではありませんが、過敏に反応しすぎず
冷静に日々をすごしていきたいです。
ただしお子さんのいらっしゃる方は全く事情が異なると思います。
前述した、安心できないときは…ということがプライオリティだと思います。
そのような方々に優先的に安全なものが渡るように、不要な買占めなど
慎みたいと思います。
また、とてもエモーショナルな記事ですが、この記事も冷静に行動することを
説いています。感動しました。
バベルでCPSを一緒に勉強していた友人が教えてくれました。
・村上龍氏のNew York Timesの記事
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581/


これからも情報収集を続け、判断基準を増やしながら、冷静に行動に
努めたいと思います。心で感じることも忘れずに…


週末にJOPAのメンバーで集まりました。久しぶりに外でご飯を食べた
という人も多く、皆の顔を見て積もる話もできて束の間ほっとすることが
できました。このような時期に重苦しい記事で恐縮ですが、今後は違う話題も
どんどん増えると思いますので、ご期待ください。

YS