2012年9月27日木曜日

CPSを振返り10年

みなさん

こんにちは。

暑さも一段落し、秋らしくなってきましたね。
いかがお過ごしですか?

今月のブログは、バベルの渡辺さんより、CAP(旧CPS)を日本に導入することになった経緯についてのお話しです。
私は、日本での受験が可能になったお陰で、一緒に勉強する仲間ができ、新しい友人ができ、またこうしてJOPA事務局のお手伝いをさせていただくご縁にも恵まれました。
CAPの資格だけでなく、プラスαで得たものも大きいと感謝しています。
来月は、JOPAの同窓会(10月20日)で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

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 初めまして。
バベルの渡辺と申します。
今回のブログは私が担当させていただきます。
さて何を書こうかと考える必要も無く、CAP(旧CPS)日本上陸の懐かしい話を書いてみましょう。

1997年当時私はバベルの翻訳事業部に籍をおいていました。
3年間務めた「通訳ガイド講座」「日本語教師講座」などの新規講座開発を担当する教育事業を卒業し異動になったわけです。ただフン切りの悪い性格から「面白い米国資格があるぞ」の声に性懲りも無く乗ってしまったのがわたしのCAPとの出会いでした。

当時、インターネットはようやく使われ始めたころでメールのやり取りが中心で、WEBサイトでの情報公開はなされていませんでした。
そこでIAAPより資料を取り寄せ研究を始めました。
その頃バベルはCBS「国際秘書資格」の試験問題の一部を作っていたり、()日本秘書協会の先生方に「秘書英語講座」をご担当いただいていたりはしましたが海外資格、それも「秘書資格」に食指が動くとは考えてもみませんでした。
私自身も特に「秘書」に関心があったわけでもなく、何となく社内の新規事業の流れに流された形でした。

とにかく情報収集ということで日本人CPSCAPの旧名称)認定者を探し回りました。
犬も歩けば棒にあたるで、香港で受験した日本人CPS認定者1号の方と出会うことができました。
その時、その方から受けた印象で「随分エネルギッシュな人だな・・・」という印象はいまだに忘れません。それは今も連綿と受け継がれており、今もCAP認定者は合格を果たしてもなお向学心の高い方ばかりです。

そんなことを経てプロジェクト発足後、19982月「CPS受験対策コース」を開講しました。現講師の丸山先生は開講1.2年後の生徒さんでした。
最初の頃は生徒が2.3人と寺子屋のような授業でした。受験者も同数で、静かに日本でのCPSの歩みが始まったわけです。
ただその頃バベルはIAAPとプロクター契約を結んでいた程度で、ビジネスパートナーとしての責任はありませんでした。その後2年ほどCPSから離れ翻訳事業に専念しましたが、よくよく縁があったのか、出戻ってCPS事業全般に関わるようになりました。
この頃から私の思い入れが始まりCPSは“わが娘”のように思うようになりました。
(相手にとっては気の毒なことでしょうが・・・)

兎にも角にも徐々に受験者数も増えてきたころIAAPCertification Managerより
ライセンス契約の提案がありました。渡りに船と感じ、着々と契約交渉を進め、その翌年、現在のCertification ManagerであるKathy Schoneboom氏が来日し3月20日に契約を締結しました。
その時記念のセミナーを有明の会場で実施しKathyさんから日本の未来のCPS認定者に向けメッセージを述べてもらいました。その時のセミナーに参加されたのが現ITとマネジメントの講師、河田さんです。縁とは実に異なものです。

以来バベルは青山、赤坂、六本木、紀尾井町そして今の吉祥寺とまるで酒場の流れ歌にでもなりそうな移転を繰り返してきました。受講者の方には目まぐるしい移転にご迷惑をおかけしました。この場を借りましてお詫び申し上げます。
私も数々の書類を失くしました・・・。
ただその間も嬉しいことに現先生方、認定者の方々に支え続けられてきました。
ありがたいことです。

2011年でしたか日本人CPS認定者が150名を超える時が来ました。
そして変化というものは重なるものでこの年の11月にCPSCertified Professional Secretary)が旧上位資格のCAP(上位資格として2002年秋にスタート)に統合されることになったのです。

母体のIAAPもそうでしょうが私にとっても将来向けての大きな区切りとなりました。
何か愛娘を嫁がしたような気分でした。(奴さんはさぞかしセイセイした思いでしょうがCAPとしての付き合いは続いています)
これもこの資格の成長過程の一つで、こうしたJOPAという素晴らしい認定者の会ができたのも頼もしい成長の証でしょう。

手前味噌になりますが、この資格は実に広範なビジネス知識と高い英語力を問う素晴らしい資格です。このことに対する私の評価は変わりません。認定者に会う度にそれが裏付けられます。これからも先輩認定者の見守る愛情の中、CAPはオフィスで働く者を成長させる確かな指針となっていくことを確信しております。

MW